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聖スタニスラオ・コストカ                        記念日 11月 13日


 1550年、ポーランドの上流階級の家に生まれたスタニスラオは14歳の時兄と一緒にオーストリアのウイーンに留学するようになった。そこで彼は反対したが兄はプロテスタントの家に下宿するようになった。15歳のとき重病にかかり、悪魔は猛犬の姿で攻めてきた。彼は御聖体拝領をしようと望んでいたが、兄も下宿の主人もこの家に御聖体の運ばれることを拒否した。聖バルナバに祈ると、御聖体を持ったふたりの天使を伴った聖人が現れ、さらにその翌日、み腕に微笑む幼いイエズスを抱いた聖母マリアが出現し、イエズス会に入会するように言われた。入会許可が親から得られないので、1567年8月10日ひそかに逃げた。一ヶ月くらいドイツに残ってからローマへと旅立ち、ずっと徒歩でアルプス山脈を越えて、10月25日ローマに着いた。翌年修道誓願を立て、祈りと勉強、修徳と苦行に専心した。8月15日、聖母の被昇天祭の朝、顔に天上的な輝きをやどし、「聖母だ!ウイーンのときのように聖母が来て下さった!」といって帰天した。彼をいじめて苦しめていた兄は、弟の死後、それまでの生き方を全く変え、祈りと愛の奉仕の生活を送り、ずっと後に、48歳でイエズス会に入会した。もとの家庭教師も、後司祭に叙階され、模範的な生活を送った。スタニスラオは、1726年聖アロイジオ・ゴンザガと共に列聖され、ポーランドと学生の保護者と宣言された。